イスラム諸国で犠牲祭
9月 12, 2016 17:37 Asia/Tokyo
イスラム暦ゼルハッジャ月10日にあたる12日月曜は、犠牲祭にあたり、これはイスラム教徒の大きな祝祭のひとつです。
イスラム教徒の犠牲祭では、メッカの巡礼者は神の命により、そして神の満足のために生贄をささげ、偉大な預言者イブラーヒームを想起し、たたえます。
神は敬虔さと献身を教えるため、預言者イブラーヒームに対し、息子のイスマーイールを生贄にささげるよう命じました。
預言者イブラーヒームはこの過酷な命に従おうとしますが、イスマーイールののどにいくら刃を当てても、切ることができませんでした。
このとき、預言者イブラーヒームは、神の試練を乗り越えたと伝えられ、イスマーイールの代わりに生贄とするよう、一頭の羊が神から贈られました。
この出来事は、神の命に従うこと、自分の欲望を克服すること、献身とは何かということの教訓となっています。
このため、世界のイスラム教徒は、ゼルハッジャ月10日の犠牲祭を盛大に祝います。