アメリカで、サウジアラビアに対する初の訴訟が登録
10月 01, 2016 20:08 Asia/Tokyo
JASTA・テロ支援者制裁法がアメリカで可決された後、初めて、2001年の同時多発テロへの関与を理由とした、サウジアラビアに対する訴訟が登録されました。
ブルームバーグによりますと、テロ支援者制裁法が可決された後、2001年9月11日に夫をアメリカ国防総省に対する建物へのテロで失った遺族の一人は、30日金曜、これに関する訴状をワシントンの裁判所に提出しました。
この訴状は、アメリカのオバマ大統領による先月23日の拒否権行使にもかかわらず、両院でテロ支援者制裁法が最終的に可決されてから2日後に提出されました。この法により、アメリカ同時多発テロへの関与を理由にサウジ政府に対する提訴が可能となりました。
この法案は、裁判所に対し、アメリカ国内でテロが発生した際、このテロに関与した他国の政府が昔から有している法的訴追の免除の無効化を許可しています。
この法案は、アメリカの議員が同時多発テロに関する28ページの文書を公開し、少なくともこのテロの数人の容疑者はサウジアラビアと関係があったと強調した後に可決されました。
また、同時多発テロのハイジャック犯19人のうち15人は、サウジ国籍を持っていました。
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