アメリカ大統領選挙費用との、嘘のような単純な比較(11)
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結核患者一人当たりの年間治療費用は146ドルであり、世界の結核患者960万人では1億4000万ドルを超えます。こうした中、2016年10月のアメリカ大統領選挙費用は、世界の結核患者の治療費の11年分に相当します。
(last modified 2025-06-22T07:17:28+00:00 )
10月 19, 2016 15:59 Asia/Tokyo
  • アメリカ大統領選挙費用との、嘘のような単純な比較(11)

結核患者一人当たりの年間治療費用は146ドルであり、世界の結核患者960万人では1億4000万ドルを超えます。こうした中、2016年10月のアメリカ大統領選挙費用は、世界の結核患者の治療費の11年分に相当します。

世界では年間200万人の結核患者が死亡しています。統計によれば、2014年にはおよそ960万人が結核にかかりました。結核は15歳から44歳までの女性の5分の1の死因となっています。通常貧困と結核は緊密な関係があります。結核患者の95%が低所得層、あるいは中流階級に属していますが、この病気に関してアフリカは他の大陸の住民に比べて多くなっています。世界平均では、結核罹患率は10万人あたり133人となっていますが、アフリカでは10万人あたり281人となっています。アフリカの状況は、エイズの蔓延により、さらに厳しいものとなっています。なぜならエイズ患者の結核罹患率は、健康な人の20倍から30倍になっているからです。エイズと結核の合併症は年間多くの人の命を奪っています。2011年には、一日の治療代は41セントといわれていました。こうして結核患者一人当たりの治療費は年間146ドルで、世界の結核患者960万人では1億4000万ドルを超えます。

興味深いのは2016年10月のアメリカ大統領選挙費用は、世界の結核患者の治療費の11年分に相当するということです。