韓国野党による大統領の弾劾
韓国の野党が、パククネ大統領の辞任を求めて、全力を尽くしています。
ガッファーリー解説員
これらの政党の代表らは、「韓国大統領は親友の国政介入問題に大きく関わったことから、弾劾され、その行動に関して責任を取るべきだ」と述べています。38議席を有する国民の党と123議席を有する共に民主党が韓国の野党となっています。パククネ大統領が支持する与党のセヌリ党は、300議席のうち122議席を有しています。
野党は、パククネ大統領の親友のチェ・スンシル氏が実際政治・経済スキャンダルの主犯格だと見ています。彼女は政府の関係者ではないのに、大統領から機密文書を得ていました。
韓国の大企業のトップ数名とパククネ大統領は、数日以内に韓国の検察で事情聴取を受けることになっています。この聴取の結果、大統領は起訴されることになるでしょう。今後、野党と与党の戦いがどうなるかを見守るべきでしょう。とはいえ、野党と共に、韓国の多くの国民が大統領の政策に反対しているということを指摘しておくべきでしょう。
ここ数日の大統領とその側近に対する彼らの大規模なデモは、こうした見解をうらづけるものです。これらのデモは、パク大統領の弾劾に向けた野党の立場を強化するものです。
野党の代表らは、パク大統領の辞任を求め、彼女を国会に出席させるために、政党や国民の署名を集めていると述べています。弾劾の手続きには、国会在籍議員の過半数の発議と、国会在籍議員の3分の2以上の賛成が必要です。
もし検察が大統領の罪を認めれば、大統領に不適格だとする野党や国民の主張が証明されることになります。こうした状況により、韓国は新たな変化を迎えることになるでしょう。