アメリカが北朝鮮提案の平和協定を拒否
2月 22, 2016 20:16 Asia/Tokyo
アメリカが、北朝鮮の平和協定を締結するための交渉の提案を拒否していたことを明らかしました。
ロイター通信によりますと、アメリカ国務省は21日日曜、声明の中で、アメリカが平和協定に関する交渉に向けた北朝鮮の提案を拒否したことを明らかにしました。
この声明によりますと、北朝鮮はこの提案の中で、朝鮮半島の非核化の問題については触れなかったということです。
韓国・ヨンハプ通信がソウルから伝えたところによりますと、「アメリカの関係者は、国連の会議に出席した北朝鮮の関係者と、和平交渉をめぐって接触した」と報じました。
韓国の外交関係者は、アメリカと北朝鮮の関係者によるこの話し合いは物別れに終わった、とし、「この話し合いは、アメリカが和平協議の開始に向け、北朝鮮の核兵器廃絶を条件にしたために失敗した」としました。
アメリカのウォールストリートジャーナルは、少し前、「アメリカ政府は非公式に北朝鮮との和平交渉を受け入れ、北朝鮮の核計画の停止を促すための条件に譲歩した」と伝えていました。
一方、アメリカ国務省のカービー報道官は21日の声明の中で、「北朝鮮は初めに、平和協定に関する交渉を提案した」としました。
さらに、「この提案は詳細に検討され、交渉の内容に核廃絶を含めるよう求めたが、北朝鮮はこれを拒否した」としました。
北朝鮮は、「まず初めに、アメリカと韓国は北朝鮮に対する敵対政策をやめ、和平協議の下地を整えるべきだ」と表明しています。
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