アメリカ国連大使、「トランプ大統領は核合意に関する行動を決めかねている」
8月 23, 2017 19:58 Asia/Tokyo
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ヘイリー国連大使
アメリカのヘイリー国連大使が、「トランプ大統領は、まだ核合意に関して、次の行動を決めていない」と語りました。
核合意は、2016年1月から実施されていますが、アメリカ政府は締約国の1つでありながら、この合意に違反しています。
トランプ大統領は常に核合意のほかの締約国とは異なり、この合意を危険な合意だとして、それが機能不全になることを望んでいます。
メフル通信によりますと、ヘイリー国連大使はオーストリア・ウィーンを訪問し、IAEA関係者と会談する前にこの発言を行いました。
ヘイリー国連大使は、8月下旬にウィーンを訪れます。
ロイター通信は最近、ヘイリー国連大使のウィーン訪問は、トランプ大統領の計画である、核合意の見直しのために行われると伝えました。
トランプ大統領は今年4月、アメリカの安全保障上の利益に適うかを検討するため、イランとの核合意を見直すよう指示しました。
トランプ大統領の敵対的な態度は、IAEA国際原子力機関や国連、安保理がイランは核合意を常に守っていることを認めている中で続けられています。
また、EUのモゲリーニ外務安全保障政策上級代表は最近、核合意は国際的な合意だと強調し、この合意は2国間で調整できるものではないとしました。
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