ミャンマーでの暴力が拡大、政府軍がイスラム教徒のモスクを攻撃
9月 12, 2017 19:46 Asia/Tokyo
ミャンマー西部ラカイン州のロヒンギャ族のイスラム教徒に対する暴力が再開されてから2週間が経過したにもかかわらず、今なおこの地域の緊張が激化しています。
ロイター通信によりますと、ラカイン州におけるミャンマー政府軍の暴力が続く中、政府の治安部隊は、この地域にあるモスクを攻撃し、一部に放火し、数名の礼拝者に暴行を加えました。
人権団体や政治評論家は、ミャンマーの政府軍と仏教徒は、同国の総人口の110万人以上を占める、ロヒンギャ族の消滅を追求していると考えています。
ミャンマーでは、イスラム教等と治安部隊の武力衝突が発生してから、これまでに、ロヒンギャ族のイスラム教徒のうち、およそ30万人が同国から隣国に避難しています。
国際人権団体・ヒューマン・ライツ・ウォッチは、「ミャンマーの治安部隊が、隣国のバングラデシュの国境で、対人地雷を設置していることを証明する証拠・資料を持っている」としています。