欧州議会、ミャンマーの暴力の停止を求める
9月 15, 2017 18:48 Asia/Tokyo
欧州議会の議員が、声明の中で、ミャンマーの軍と政府に対して、少数派のロヒンギャ族のイスラム教徒に対する暴力を停止するよう求めました。
AP通信によりますと、欧州議会の議員は、14日木曜、声明を発し、ミャンマー政府に対して、速やかにロヒンギャ族のイスラム教徒に対する虐殺や暴行、彼らの家への放火を停止するよう求めました。
また、避難民が居住する場所や、衝突が発生している場所に支援団体が完全かつ速やかに入ることができるための用意を整えるよう求めました。
さらに、ミャンマーのアウンサンスーチー国家顧問兼外相に対して、イスラム教徒に対する暴力や差別を行っている人物への対策をとるよう求めました。
この声明では、スーチー外相が1990年に欧州議会のサハロフ賞を得たことに触れ、この賞は、人権や少数派の権利を擁護し、国際法を守る人物に授与されるとしました。
ミャンマーのロヒンギャ族のイスラム教徒に対する虐殺は、政府や軍により行われており、国際社会の大きな反応を引き起こしています。
国連の発表によりますと、先月25日からこれまで、ロヒンギャ族のイスラム教徒に対する暴力により、40万人以上が身の危険を感じてバングラデシュに避難しており、この期間、6000人以上が殺害され、8000人が負傷しています。
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