アメリカ・CIA長官と大統領補佐官、「イランのすべての道を塞ぐべきだ」
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アメリカのポンペオCIA長官とマクマスター国家安全保障問題担当大統領補佐官
アメリカのポンペオCIA長官とマクマスター国家安全保障問題担当大統領補佐官が、「イランのすべての道を塞ぐべきだ」と語りました。
IRIB通信によりますと、ポンペオ長官は、21日土曜、反イランの行動の拡大について話し合うために開催された会合で、「イランはミサイル・サイバー計画やレバノンのシーア派組織ヒズボッラーへの支援により、中東におけるアメリカの利益を脅かしている」と主張しました。
ポンペオ長官は、核合意についても、イランの核合意遵守を認めたIAEA国際原子力機関の8度の報告には触れずに、トランプ大統領のイランや核合意に関する新戦略を支持すると強調し、「アメリカが行うのは、イランの核能力獲得の道を閉ざしたと確信することだ」と語りました。
また、マクマスター大統領補佐官も、この会合で、世界、特に中東に数百箇所のアメリカ軍基地が存在することには触れずに、「トランプ大統領の新戦略により、アメリカは中東におけるイランの影響力の拡大を阻止することになる」と語りました。
また、「アメリカは、イスラム革命防衛隊への制裁により、地域のアメリカの同盟国、特にイスラエルとサウジアラビアを支援しようとしている」としました。
トランプ大統領は、今月13日、イランの核合意遵守を認めないとしました。これは、この国際合意の破棄を目的としたものです。
EUと世界の多くの国は、このトランプ大統領の発言の後、「これまでどおり核合意を完全に支持する」と発表しています。
トランプ大統領はまた、イラン国民に対する根拠のない非難を繰り返し、イランはテロを支援していると主張し、アメリカ、サウジアラビア、イスラエルが支持するシリアやイラクのテロリストとの戦いで、根本的な役割を担っているイランのイスラム革命防衛隊を、新たな制裁の対象としました。
革命防衛隊は、イラクやシリアでテロと戦うため、これらの国の正式な要請を受け、軍事顧問としての支援を提供しています。
この行動は、トランプ大統領やその同盟国にとって好ましいものではありません。