ローマ法王が、ミャンマーのロヒンギャ族の存在性を正式に承認
12月 02, 2017 18:43 Asia/Tokyo
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ローマ法王フランシスコ
ローマ法王フランシスコが、『ロヒンギャ族のイスラム教徒』という表現を使うことで、この民族を正式に認めました。
フランス通信によりますと、フランシスコ法王はこれまで、ミャンマーのロヒンギャ族について語る際、『ラカイン州の難民』あるいは、『62万人の集団』という言葉を使っていましたが、1日金曜、バングラデシュ・ダッカでロヒンギャ族と会談した後、「ロヒンギャ族のイスラム教徒」の表現を使っています。もっとも、フランシスコ法王は、ロヒンギャ族の民族浄化に向けたミャンマーの政府軍の行動を非難する発言を控えています。

ラカイン州のロヒンギャ族のイスラム教徒60万人以上が、ミャンマーの政府軍と過激派仏教徒の攻撃の激化を受け、今年8月25日以来、自宅を退去し、隣国のバングラデシュに避難していると言われています。
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