トランプ大統領の一般教書演説、意外性のない発言の繰り返し
1月 31, 2018 21:36 Asia/Tokyo
アメリカのトランプ大統領が一般教書演説を行い、国内や世界の問題に関して、これまでの立場を繰り返しました。
ロイター通信によりますと、トランプ大統領は、30日火曜夜、一般教書演説で、イランで先ごろ、暴動を起こした人々を擁護し、核合意を批判すると共に、「議会に対しては、イランとの核合意に存在する恐ろしい欠点に取り組むことを求める」と語りました。
トランプ大統領は、アメリカの経済や安全保障問題について、「過去の政権の過ちが、アメリカを現在のような非常に危険な状況に陥らせた。そのような過ちは繰り返さない」と主張しました。
また、「アメリカの外国への支援が、常にアメリカの利益に貢献し、アメリカの敵国ではなく、友好国のみに渡るような法を可決するよう求める」と語りました。
さらに、中国とロシアはアメリカ経済を脅かす存在だとしました。
トランプ大統領は、「アフガニスタン撤退に関する特定の計画は表明しない」と主張しました。
さらに、緊張を生み出す立場を続ける中で、ベイトルモガッダス・エルサレムをシオニスト政権イスラエルの首都に認定したことについて、「アメリカは、このアメリカの決定に反対する国々に資金援助を行うべきではない」と語りました。
また、「核爆弾を獲得するための北朝鮮の努力は、非常に早くアメリカに対する脅威になりうる」と述べました。
トランプ大統領は一般教書演説で、共和党と民主党に対し、インフラや移民問題に関して合意するよう求めました。
アメリカの一部の政治家は、この演説をボイコットしました。