イランのミサイル実験を巡る安保理会議
14日月曜、アメリカの要請によりイランの弾道ミサイル実験について話し合うために開かれた国連安全保障理事会の会議は、アメリカが望むような結果を得られず、閉幕しました。
アミーンザーデ解説員
アメリカは、イランの弾道ミサイル実験は挑発的で、情勢不安をあおるものだと主張することで、この主張を認める明らかな結果を手にしようとしていました。しかしながら、この会議はイラン非難声明が出されることなく閉幕しました。
イラン外務省のバイーディネジャード国際政治局長は、イランのミサイル実験に関する国連安保理の会議の結果について、シオニスト政権イスラエルが再度、安保理に圧力をかけることに失敗したとしました。シオニスト政権の国連大使は、この会議の前に、安保理に対し、イランのミサイル実験を非難するよう求めました。バイーディネジャード局長は、「予想されていたように、安保理はアメリカと一部の加盟国の見解を聞いた後、イランのミサイル実験に関する決定をとらず、会議を終わらせた」と述べました。また、「安保理はブリーフィングすらも行わなかった」としました。この会議では、会議の開催を提案したアメリカですらも、イランに対する制裁に関する要請を提示しませんでした。
イランのミサイル活動が安保理決議に違反していないことは明らかであり、アメリカの会議開催の要請は、その結果はさておき、核合意実施に向けた肯定的な雰囲気に反するものです。核合意のあとの安保理決議では、イランによる合法的な通常の軍事活動は禁じられておらず、国際法規もまたこのような活動を禁じていません。もっとはっきりといえば、このような要請は、防衛に関する国際法や国際協定に違反するものです。
まず第一にイランは核兵器獲得を追求してこなかったし、これからも追求しないでしょう。そしてNPT核兵器不拡散条約と包括的共同行動計画にしたがって自らの取り決めを完全に履行します。
第二に、イランのミサイル能力に関して、これはイランの防衛分野での通常の必要性です。過去経験してきたイランの主権や領土に対する明らかな脅迫に注目すると、合法的な抑止力を持つことは現在、これまで以上に必要性が高まっています。イランは現状において、直接、あるいは間接的に、自国の周辺で脅威に直面しています。このためイランは防衛面での必要性と優先事項に注目し、自らの防衛政策を抑止力に基づいて調整しており、この決定は他国の治安を脅かすものではありません。
イランの国連代表部は声明の中で、イランのミサイル実験に関して騒ぎ立てている彼らは、自身が2015年、ペルシャ湾岸地域に移送されたおよそ1000億ドルの兵器の売り手と買い手であった、としました。