IMFが、アメリカ大統領による税制改革の結果について再警告
(last modified Sat, 17 Feb 2018 09:57:02 GMT )
2月 17, 2018 18:57 Asia/Tokyo
  • ラガルド専務理事
    ラガルド専務理事

IMF国際通貨基金のラガルド専務理事が、改めて「アメリカのトランプ大統領の税制改革は、悪影響をもたらすだろう」として警告しました。

ラガルド専務理事は16日金曜、フランス第2チャンネルのインタビューで、「トランプ大統領がアメリカで実施している経済・税制システムの構造改革は。間違いなくアメリカの中期的な予算赤字や負債を増やすことになるだろう」と語っています。

また、「アメリカ経済は、物価や消費サービス価格の上昇に遭遇することになり、インフレ率の上昇により、アメリカ連邦準備制度は銀行の利率の引き上げを迫られるだろう」と述べました。

さらに、アメリカ政府の予算赤字や負債の増加に懸念を示し、「アメリカの負債額は、20兆ドルを超過している」としています。

ラガルド専務理事はまた、「アメリカの予算赤字の増加の原因は、税制の構造改革としてトランプ大統領が行った減税にある」と語りました。

同理事はこれ以前にも、トランプ大統領の税制改革が株式市場にとって危険なものであるとしています。

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