アメリカ大統領、北朝鮮との複雑な外交に四苦八苦
-
トランプ大統領
アメリカのトランプ大統領が、核・ミサイル実験の停止に関する北朝鮮の表明に感情的な反応を示し、同国のキム・ジョンウン労働党委員長との会談を待機している、と表明しました。
北朝鮮は21日土曜未明、「本日より、核実験と大陸間弾道ミサイル(ICBM)試射を中止し、核実験場を廃棄するつもりだ」と表明しています。
日本の安倍総理大臣は、北朝鮮のこの決定を歓迎しています。
韓国大統領府も声明を発表し、「キム委員長の今回の決定は、朝鮮半島危機の解決に向けて大きな進展が見られたことを示すものだ」としました。
北朝鮮の朝鮮中央通信は、「キム委員長は声明の中で、北朝鮮が核兵器製造のプロセスを完成させたことから、もはや核・ミサイル実験を必要としていないと表明している」と報じています。
アメリカのトランプ大統領は来月中、もしくは今年の6月の初めにキム委員長との協議のテーブルに着くことになっていますが、一方でアメリカの協議団に弱点があるとする多大な批判を受けています。
トランプ大統領は、北朝鮮との協議に関して非公式で性急な立場表明を初めとする、数々の問題をめぐり、最近新国務長官を指名しましたが、政治評論家の間では、この措置は北朝鮮との協議に臨む上でそれほど有効ではなかったと見られています。
トランプ大統領は、キム委員長からのアメリカとの直接交渉提案に対する対応方法についても、アメリカの議会やメディアから強く非難されています。
アメリカ議会は、トランプ大統領がこのような重要な外交問題に対し、表面的で性急な対応しかしていないと考えています。今回の北朝鮮による核実験とICBM試射の停止に関する声明への、21日のツイッター上でのトランプ大統領の表明にも、そうした性急さが見られます。
アメリカの政治家の間では、実業界の出身であるトランプ大統領では、北朝鮮を相手とする重要な外交が果たして務まるのか、という懸念が浮上しています。