米誌、「トランプの大統領就任は、サウジとUAEの活動によるもの」
(last modified Tue, 29 May 2018 10:31:34 GMT )
May 29, 2018 19:31 Asia/Tokyo
  • 米国のフォーリン・ポリシー誌
    米国のフォーリン・ポリシー誌

米国のフォーリン・ポリシー誌が、トランプ氏がアメリカの大統領に選出されたことは、同国の2016年の大統領選挙における、中東におけるアメリカの同盟国の活動によるものだとしました。

フォーリン・ポリシー誌は、29日火曜、アメリカ外交問題評議会のスティーブン・クックの話を引用し、サウジアラビア国王とアラブ首長国連邦の首長の代表であるジョージ・ナーデル氏の役割に触れ、「ジョージ・ナーデル氏の行動は、アメリカの中東同盟国であるこれらの独裁国家が、アメリカの2016年の大統領選挙にどのような影響を及ぼしたことを示している」と語りました。

また、「シオニスト政権イスラエル、アラブ首長国連邦、サウジアラビアにとって、トランプ大統領を支持する完全に合理的な理由が存在する。なぜなら、トランプ大統領は、イランと6ヶ国による核合意を最悪の取引だとしているからだ」と述べました。

フォーリン・ポリシーはさらに、「ジョージ・ナーデル氏は、トランプ大統領の側近たちと関係を持つことで、アラブ首長国連邦、サウジアラビア、アメリカの外交政策、特にアメリカの対イラン政策に向けた新しい計画を立てていた」としており、「サウジとアラブ首長国連邦が、アメリカでのロビー活動のために費やす資金は、驚くほど膨大なものである」としています。