ドイツ首相、「ヨーロッパはアメリカに頼るべきではない」
6月 11, 2018 19:30 Asia/Tokyo
ドイツのメルケル首相が、「ヨーロッパは、自分たちの将来を自分たちで決めるべきであり、アメリカに頼るべきではない」と語りました。
メルケル首相は、10日日曜、ドイツの公共放送ARDのインタビューで、アメリカのトランプ大統領が、G7主要7カ国の首脳会議の首脳宣言を承認しなかったことについて、「気がめいる」としました。
トランプ大統領は、ツイッターで、ヨーロッパの同盟国を批判し、「アメリカは、深刻な財政危機からヨーロッパを守ってきたが、彼らは貿易において、非論理的な行動を見せている」と主張しました。
G7首脳会合は、カナダのケベックで2日間に渡って開催され、9日土曜に8ページに渡る首脳宣言を採択して閉幕しました。
トランプ大統領は、この宣言の発表前に席を立っていましたが、カナダのトルドー首相の発言を受け、ツイッターで、首脳宣言の承認を撤回しました。
G7首脳会議はこの宣言の中で、自由貿易の対極にある保護貿易を非難し、この政策への対策の継続を約束しました。