トランプ氏の発言と日韓の頭痛の種
アメリカ大統領選挙の共和党指名争いでトップを走るトランプ氏が、最近、アメリカ大統領になった際の日本と韓国との軍事部門での行動のあり方に関して発言を行いました。 この発言は、日本と韓国にとって大きな頭痛の種となっています。
イルナー通信によりますと、トランプ氏は最近、アメリカと、韓国や日本との軍事協定や関係のあり方について批判し、「日本と韓国は、アメリカからの軍事部門の支援に対し、十分な費用を支払っていない」と語りました。
さらに、どちらの国も裕福な国だとし、「大統領になったら、このような状況を変えるつもりだ」と語りました。
トランプ氏は、特に韓国は、北朝鮮に対抗するためのアメリカの軍事支援に対し、さらなる費用を負担することのできるを裕福な国だとしました。
こうした中、韓国は、2万8500人のアメリカ軍の駐留費の負担を、この5年間、何度も拡大してきました。
トランプ氏の発言に対し、28日月曜、韓国の国防省報道官と日本の官房長官が反応を示しました。
韓国国防省の報道官は、この発言は、アメリカの外交政策にとって非常に不適切なものだとし、これは言葉上のものだとして、「トランプ氏には、韓国とアメリカの間で締結された協定を破棄することはできない」と語りました。
また日本の菅官房長官も、トランプ氏の発言は脅迫的だとし、日米の軍事協力に関するトランプ氏の見解は、地域の安全保障を危険にさらす可能性があるとしました。
中国の新聞グローバルタイムズも、トランプ氏の日本に対する態度は、日米の関係にとって破壊的なものだとし、「トランプ氏が大統領になれば、日米の関係は2つの同盟国のように強固なものにはならないだろう」としています。
読売新聞も、この問題に触れ、「我々はこれ以上、トランプ氏とその発言を見過ごすわけにはいかない」とし、「もしトランプ氏が大統領になれば、日本は敗者になり、アメリカとの関係もこれまでどおりにはいかなくなるだろう」と警告しました。
アメリカは現在、沖縄に地域で最大規模の軍事基地を有しており、およそ4万7000人の兵士が日本に駐留しています。
韓国・ヨンハプ通信は、28日、正式にトランプ氏の発言を懸念すべきものとし、「地域におけるこれほどの緊張の中で、このような発言は懸念を高めることになった」としています。
トランプ氏は、外交政策に対して独自の見方を持っており、彼の訴えによれば、大統領になった暁には、アメリカと他国の外交関係の多くを変更するとしています。
トランプ氏は以前、中国に関しても発言し、「アメリカの経済力は中国を上回っており、大統領になったら、それをてこに、南シナ海で中国に圧力をかける」と語っていました。
グローバルタイムズは、もしトランプ氏が勝利したら、このような見方により、アメリカが中国よりも先に日本を攻撃し、そのためにアメリカと中国が協力を拡大し、日本が損害を蒙る可能性があるとしています。