アフガニスタン大統領がアメリカ民間軍事企業への委託決定に反対
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アフガニスタンのガニ大統領
アフガニスタンのガニ大統領が、アメリカ企業にアフガニスタンの戦争を委託するアメリカの新たな決定を強調しました。
IRIB通信がアフガニスタン・カーブルから伝えたところによりますと、アフガニスタンの大統領メディア局は、ガニ大統領は、ヘルマンド州の軍司令官と会談した中で、再び、政府はアメリカの民間軍事企業ブラックウォーターが、アフガニスタンの戦争に介入するのを許すことはないと伝えました。
また、アフガニスタンは、国軍を有しており、テロとの戦いにおいても戦闘を行っているため、アメリカのアフガニスタン計画は決して実行されないとしました。
少し前に、国際人権団体ヒューマンライツウォッチが、ブラックウォーターの傭兵のアフガニスタン駐留の結果について、警告を発していました。
ブラックウォーターのエリック・プリンス社長は、アフガニスタンの戦争を民間軍事企業に委託する計画を提案し、「アメリカが計画を受諾した場合、3600人の傭兵がアフガニスタン入りすることになる」と語りました。
これ以前にも、アフガニスタンの数名の議員は、経験から、平和と治安は軍事的な方法や戦争の継続によって確立できず、ブラックウォーターの傭兵の駐留は、アフガニスタンの治安の悪化を広げるだけだと強調していました。
また、アフガニスタンのカルザイ前大統領も、アメリカがアフガニスタンの戦争をブラックウォーターに委託すれば、危険な結果を引き起こすことになると警告を発していました。
ブラックウォーターはイラク戦争の時期に、イラクで多くの犯罪行為を行っており、この企業より、罪のない民間人数千人が死亡しています。
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