英首相のブレグジット延期要求に、様々な反応
(last modified Sat, 06 Apr 2019 10:44:53 GMT )
4月 06, 2019 19:44 Asia/Tokyo
  • メイ首相
    メイ首相

イギリスの政府と議会が、ブレグジット・EU離脱問題をめぐり協議が難航する中、同国のメイ首相がやむなくEUに対し、ブレグジットの猶予期間延長を要請しました。

メイ首相のこの要請は、イギリス国内外で様々な反響を呼んでいます。

IRIB通信によりますと、イギリスの外交官イヴァン・ロジャース氏はこの要求に対し、「イギリスの政府関係者は、ブレグジット延期によって適切な道を見出せると思い込んでいる。しかし、政治的なアプローチに透明性がなければ延期したところで問題は解決できない」と語りました。

ドイツのメルケル首相は、メイ首相による再度のブレグジット延期要求に触れ、「我々は、ブレグジット危機に突入しているが、EUはイギリスに対し統一した立場をとっている」と述べました。

欧州議会のトゥスク議長は、「ブレグジットの話を進め、問題を引き起こした人こそ、地獄に落ちるべきだ」と批判しました。

フランスのマクロン大統領もこれ以前に、「EUはイギリスの政治の人質にはなれない」とし、今回のメイ首相の要求に対し、「フランスは、イギリスで多数派による賛成が得られたとき、その決断に同意する」と語っています。

 

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