リビア暫定首相政権、「首都圏の住宅への爆撃は戦争犯罪」
4月 15, 2019 19:50 Asia/Tokyo
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リビア首都圏の住宅への爆撃
リビア挙国一致政府評議会のムハンマド・ウマリ・ザイド議長が、同国の首都トリポリの住宅地域に対する爆撃を戦争犯罪だと糾弾しました。
カタール衛星放送アルジャジーラによりますと、ザイド議長は、「トリポリ市内の住宅地への爆撃は、この地域住民の精神を崩壊させる目的で行われた」と強く非難しました。
また、「首都トリポリを目指し進軍中の武装勢力を率いているハフタル司令官は、戦争犯罪人として国際的に訴追されるだろう」と述べました。
ハフタル司令官が率いるリビア国民軍は、長年サウジアラビアやエジプト、アラブ首長国連邦などの支持を背景に、リビア東部地域を掌握、最近数ヶ月は同国北部を目指して進軍を続けています。
ハフタル司令官は今月4日、リビア国民軍にトリポリ攻撃の指令を出しました。
アメリカの新聞ウォールストリートジャーナルは、「ハフタル司令官は最近のサウジ訪問の後、トリポリ攻撃を決意した」と報じています。
この攻撃が開始されて以来、現在までトリポリでは121人が死亡、数百人が負傷しました。
リビアでは2011年以降、アメリカや一部ヨーロッパ諸国、地域諸国の干渉により、国民が暴力や政情不安に巻き込まれています。
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