欧州議会での2大政党時代に終焉
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欧州議会選挙
欧州議会選挙の開票速報から、同議会におけるキリスト教民主同盟(CDU、中道右派)とドイツ社会民主党(SPD)という2大政党時代が終焉を迎えていることが明らかになりました。
欧州議会選挙は、今月23日から26日まで、イギリスを含めたEU28カ国で実施されました。
今回の選挙には、有権者全体の50.5%が投票しており、これは過去20年間で最高の投票率となっています。

イギリスとフランスでは、極右過激派が多数派となり、イギリスのEU離脱・ブレグジット支持派でブレグジット党のナイジェル・ファラージ党首が最多得票を獲得しました。
ブレグジット党に次いで、ブレグジットに関する2回目の国民投票の結果に賛成しするイギリス自由民主党が18%以上の得票率となっています。
しかし、イギリス労働党は14%、保守党は9%以下の得票率で惨敗しました。
フランスでは、ルペン党首が率いる極右派の国民連合が24%、現職のマクロン大統領が率いる共和党前進党は22%の得票率となっています。

ドイツでは、キリスト教民主同盟(CDU、中道右派)とドイツ社会民主党(SPD)が多数派を占めたものの、この2つの政党による大連立政権は大幅に議席を減らす結果となり、代わって緑の党が多数派となっています。
また、外国人排斥を進める「ドイツのための選択肢」(AFD)も10%の得票率に終わっています。
イタリアでは、右与党・同盟を率いるマッテオ・サルヴィーニ副首相が過半数票を獲得しました。
しかし、スペインでは与党・社会労働党が最多票を集め、保守党と極右派は後退しています。
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