国連が、ミャンマー軍との国際協力の停止を要請
国連が国際社会に対し、ミャンマー軍との国際協力をやめるよう要請しました。
ファールス通信によりますと、国連事実調査委員会は29日水曜、報告の中で「ミャンマー軍はロヒンギャ族のイスラム教徒に対し、集団殺戮や人類に対する犯罪を引き起こしており、国際社会は同軍との協力を停止すべきだ」と表明しました。
この報告ではさらに、「100万人以上のロヒンギャ族が、ミャンマー西部ラカイン州での民族浄化政策実施により、自らの居住場所からの退去を余儀なくされている」とされています。
国連事実調査委員会は、「ロヒンギャ族に対するミャンマー政府軍の作戦が始まった2017年以来、これらのイスラム教徒の状況改善は見られない」としました。
ミャンマー議員の1人は最近、「ラカイン州で拘束されたロヒンギャ族のイスラム教徒のうち、7人はミャンマー政府軍の銃撃により死亡した」と表明しています。
ミャンマー軍は2017年8月25日に、ラカイン州に対する攻撃を開始しており、この攻撃で同州の民間人数千人が死亡したほか、およそ350の村落が政府軍や過激派仏教徒の襲撃により放火されています。
国連の統計によれば、この期間中に政府軍や過激派仏教徒の暴力を逃れて、バングラデシュのコックスバザール近郊の難民キャンプに避難したイスラム教徒の数は72万5000人に達しており、そのうち60%を子どもが占めているということです。
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