米政府関係者が、イラクで民間人数百人を殺害した事実を認める
イラク戦争の従軍経験を持つダンカン・ハンター米下院議員(共和党、カリフォルニア州選出)が、「アメリカ軍は2004年のイラク・ファルージャへの攻撃で、おそらく数百人の民間人を殺害したのではないか」と語りました。
ファールス通信によりますと、ハンター議員はイラクでの戦争犯罪人として起訴された米海軍特殊部隊(SEALs)のエリート隊長だったエドワード・ギャラガー氏を擁護する弁論において、「自分は砲撃隊の任務についていた。ファルージャに向けて数百発の弾丸を発射し、おそらく数百人、あるいはそれ以上の民間人を殺害したと思う」と述べました。
また、「おそらく、我々は攻撃の際に市内に残っていた女性や子供を殺害したかもしれない。だから、私も裁判を受けることになるのだろうか?」としました。
ギャラガー氏は現在、計画殺人、殺人未遂、司法妨害、テロ組織ISISの戦闘員の遺体と記念撮影したことなどにより、罪に問われています。
米国紙ニューヨークタイムズは最近、「トランプ大統領は、戦没将兵追悼記念日の式典で軍人数名に対する特赦を発表する可能性があり、その初期手続きを求めている」と報じていました。
2004年に展開されたアメリカのファルージャ攻撃は、1ヵ月半に及び、これはアメリカ軍の作戦の中でイラク民間人に対し最も大きな被害を出した作戦とされています。
正式な統計によれば、この作戦でファルージャのインフラの大半が破壊され、1200~2000人のイラク人が死亡したということです。
アメリカは2011年、8年間のイラク占領後一度はイラクから撤退しましたが、2014年にISISとの戦いを口実に、対ISIS国際有志連合軍として再びイラクに軍を展開しています。
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