国連専門家、ミャンマー・ロヒンギャ族に対する新たな人道犯罪を懸念
7月 03, 2019 19:39 Asia/Tokyo
国連のミャンマー担当人権特別専門官のヤン・リー氏が、ミャンマー西部ラカイン州での同国政府軍による、イスラム系ロヒンギャ族に対する人道的犯罪が再発する可能性に懸念を示しました。
IRIB通信によりますと、ヤン・リー特別専門官は、「ラカイン州でのイスラム系ロヒンギャ族に対するミャンマー軍および、過激派グループの行動の多くは、国際人道法に違反している。彼らは人類に対する新たな犯罪を起こす可能性がある」と述べました。
2017年8月25日以来、ラカイン州でのイスラム系ロヒンギャ族に対する政府軍や過激派仏教徒の攻撃で、イスラム教徒6000人以上が死亡、8000人が負傷、およそ100万人が難民としてバングラデシュに避難する事態となっています。
国連の独立事実調査委員会は、ラカイン州での実態を調査した結果、ミャンマー軍がイスラム系ロヒンギャ族を襲撃、集団虐殺を行ったとの判断を下しています。
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