パキスタンの大統領と首相が、カシミール地方住民支持を表明
8月 14, 2019 20:26 Asia/Tokyo
パキスタンのアルビ大統領とカーン首相が、インド政府の制限に抵抗するインド実効支配下のカシミール地方の人々への支持を表明しました。
AP通信によりますと、アルビ大統領は14日水曜、パキスタン・イスラマバードで同国独立記念日に際して演説し、インド議会によるカシミール地方の自治権廃止法案の実施を非難し、「このような行動は国際法への違反だ。パキスタン政府は常にカシミール住民を支持する」と語りました。
また、「パキスタン政府は、インドの好戦主義的な政策に対抗する」と述べました。
さらに、カーン首相もイスラマバードで、1947年8月14日にイギリスの植民地支配からパキスタンが独立した記念日の演説で、カシミール住民に向かって、自治権に関する彼らの努力を支持すると約束しました。
インド与党のインド人民党(BJP)が率いる同国議会がカシミール地方の自治権を廃止したことにより、インド実効支配下にあるカシミール地方の住民はさらに厳しい状況に置かれ、地域へのヒンドゥー教徒の移住や土地の売買が容易になります。
パキスタン政府はカシミール地方に対するインド政府の敵対的な行動に強く反発し、駐パキスタン・インド大使を国外追放処分として、インドとの通商関係停止を表明しました。
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