視点:地球を守るための努力(日本語のナレーション付)
9月 25, 2019 20:10 Asia/Tokyo
アメリカ・ニューヨークで開催中の第74回国連総会では、気候変動を初めとする様々なテーマが検討されています。
23日月曜、国連のグテーレス事務総長が主催する気候変動と地球温暖化に関する緊急会合・気候行動サミットが開催されました。およそ60カ国の首脳が参加するこの会合に、当初欠席予定だったアメリカのトランプ大統領も急遽姿を見せました。
この緊急会合が開催される一方で、来年は気候変動国際会議の開催年に当たります。
グテーレス事務総長は、「世界が石油や天然ガスなどの化石燃料からの使用を控え、2020年以降はこの種の燃料を使用する発電所が建設されなくなることを希望する」と語りました。
トランプ大統領は、世界を脅かす自然環境の危機や地球温暖化の現実を信じていません。地球の気温上昇を2℃以内に抑えるとする国際的な合意はアメリカの産業界や労働者にとっての損失だとさえ考えています。
今や世界的な「顔」となった、スウェーデンの16歳の環境活動家グレタ・トゥンベリさんはこの会合において、「私は気候変動の問題と戦うために活動している」と語り、各国首脳は地球温暖化に対処仕切れていないとして厳しい口調で批判しました。
気候変動と地球温暖化の問題は、地球上で生活する人類にとって深刻な脅威の1つです。地球温暖化によって氷河が融け、近い将来、洪水や急激な気候変動を招く要因となることが強く懸念されています。この問題は、いまや国連の主要な関心事の1つとなっているのです。
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