国連事務総長特使が、シリアでのイランの尽力に謝意を表明
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国連のペデルセン・シリア担当国連事務総長特使
国連のペデルセン・シリア担当国連事務総長特使が、国連安保理において、シリアでの和平樹立に向けたイランの尽力に謝意を表明しました。
シリア国営・サナ通信によりますと、ペデルセン特使は30日月曜、西アジア情勢を議題とする安保理会合において、シリアでの和平確立に向けたイラン、ロシア、トルコの努力に謝意を表明するとともに、シリアの国家主権と領土保全を尊重すべきであると強調しています。
また、「シリア危機は軍事的な解決策はなく、シリア国民自身が同国の憲法を作成する必要がある」と語りました。
国連のグテーレス事務総長は先月28日、スイス・ジュネーブにて1ヵ月後に第1回シリア制憲委員会が開催されることを明らかにしています。
シリア制憲委員会には150人のメンバーがあり、シリア危機解決の政治的なプロセスの枠組みにそった形で、現在のシリア憲法を修正し、新しい憲法を作成することになっています。
同委員会はまた、反体制派を含めたシリアの全ての政治勢力の参加により構成されます。
イラン、ロシア、トルコの参加により作成された、カザフスタン・アスタナ(現ヌルスルタン)・プロセスと称するロードマップに基づき、新憲法の作成後にシリアで新たな選挙が実施されることになっています。
このアスタナ・プロセスは2016年末にイラン、ロシア、トルコのイニシアチブにより、ヌルスルタンでの協議開催により形成されました。
このプロセスはこれまで、シリアの大半の地域での停戦成立や、危機の政治的な解決に向けた動きにつながっています。
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