米国防長官、「大統領弾劾に関して議会に協力する」
(last modified Mon, 14 Oct 2019 10:30:52 GMT )
10月 14, 2019 19:30 Asia/Tokyo
  • エスパー長官とトランプ大統領
    エスパー長官とトランプ大統領

アメリカのエスパー国防長官が、「国防総省はトランプ大統領弾劾に関して議会に協力する」と発言しました。

IRIB通信によりますと、エスパー長官は「国防総省はトランプ大統領の弾劾をめぐり、下院による調査に協力する」と述べました。

トランプ大統領は最近、ウクライナゲート事件をめぐる新たなスキャンダルに巻き込まれています。

最近、匿名の告発により、トランプ大統領が今年7月にウクライナのゼレンスキー大統領と電話で連絡をとり、来年の米大統領選で自身の最大の対抗馬と目されるバイデン民主党議員に打撃を与える情報提供を要請していたことが発覚しました。

トランプ大統領は、ウクライナに対する米国の2億5000万ドル相当の軍事支援の条件として、バイデン議員とその息子の不正行為に関する調査を提示したとされています。

このスキャンダルの発覚後、ペロシ米下院院内総務の指示により、トランプ大統領弾劾に向けた調査の手続きが開始され、これまで少なくとも225人の下院議員らが同大統領の弾劾を支持しています。

ペロシ院内総務は今年9月24日、「米国では合衆国憲法より上に存在する者は誰もいない」と強調し、トランプ大統領弾劾に関する調査の開始を宣言しました。

米民主党は、14日までにトランプ大統領が行ってきた措置は合衆国憲法への歴然とした違反との見方を示しています。

 

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