11月 06, 2019 20:54 Asia/Tokyo
  • IAEA国際原子力機関
    IAEA国際原子力機関

IAEA国際原子力機関は、イランが4段階目となる核合意の責務縮小を開始するにあたって、同組織の査察官が現場に立ち会っていることを説明しました。

ロイター通信によりますと、IAEAは6日水曜、声明を発表し、イランが核合意の4段階目の責務縮小に踏み切ったことを確認したとし、「この措置はIAEAの監視下で行われている」と表明しました。

この声明ではまた、「イランにいるIAEA査察官が関係する現場に立ち会っている。イランの核活動は全てオーストリア・ウィーンにあるIAEA本部に報告される」としています。

イランのローハーニー大統領は5日火曜、「イランは核合意の責務縮小プロセスの延長として、今月6日よりテヘラン南方にあるフォルド核施設に設置された遠心分離機を稼動させる」と表明しました。

数時間前には、フォルド核施設におよそ2000kgの六フッ化ウランの入ったシリンダーが設置されたことが発表されています。

2018年5月、米国は核合意から一方的に離脱しイランへの制裁の再発動を宣言、その後、合意を結んだ関係各国も制裁の煽りを受けて、当初約束した内容を実現できていないのが現状です。

イランはこうした現状への対応として今年5月、核合意内の2つの条項に照らし、義務とされる内容を段階的に縮小する手続きを開始しました。

 

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