英、「ウクライナ機事故の原因を公表したイランの透明性は潔いもの」
(last modified Sun, 12 Jan 2020 05:48:28 GMT )
1月 12, 2020 14:48 Asia/Tokyo
  • ウクライナ機事故
    ウクライナ機事故

イギリスの政府高官の一部が、「イランがウクライナ旅客機墜落事故の原因を公表した事は歓迎すべきことであり、その透明性は評価に値する」としました。

ピーター・リケッツ議員

イルナー通信によりますと、外務次官を務めたことのあるイギリス上院のピーター・リケッツ議員は、「イランは、事実の隠蔽もしくは事実の開示のいずれかという2者択一を迫られていた」とし、「イランは、正しい選択をしたが、それは決して単純なことではなかった」と語っています。

アリスター・バート氏

さらに、イギリス外務政務次官や中東担当閣外相を歴任したアリスター・バート氏はツイッター上で、「否定できない事実さえも否定することが日常茶飯事となってきている現代の世界において、イランは違う決断をした」と述べました。

今月8日、ウクライナ国際航空のボーイング737型旅客機がテヘランのイマーム・ホメイニ空港からウクライナの首都キエフに向かって出発した直後に墜落し、これにより乗客167人、乗員9人全員が死亡しました。

イラン統合参謀本部は11日土曜、公示を発表し、イラン領内の複数の場所を攻撃するとしたアメリカ大統領の脅迫及び、イラン周辺の米軍戦闘機の飛行が増加したことに触れ、「ウクライナ航空752便がテヘランのイマーム・ホメイニー空港を離陸し、旋回中に、革命防衛隊の重要な軍事施設に完全に接近しつつあったところで、飛行高度から標的と識別・誤認された。このような状況において人為的なミスにより誤って撃墜された」としています。

 

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