フランスで反政府デモが続く
1月 15, 2020 18:27 Asia/Tokyo
フランスの首都パリの通りは14日火曜、同国政府の経済政策に抗議する数千人の人々によって再び埋め尽くされました。
IRIB通信によりますと、年金制度改正に抗議するフランスのゼネストが通算41日目に突入する中、同国の一部政党が政府の弾劾計画に立ち上がりました。
現在の危機が最高潮に達する中、同国マクロン大統領は14日火曜、再び年金制度改正の実現を強調し、「政府はこの法案を、議会を通して進めていく決意だ」と語りました。
フランスの公的機関で教職、救急医療、運輸などに従事する数千人の人々は、昨年12月3日から年金制度改革案に抗議し、全土で大規模なストを開始しました。
一方でフランス政府はすでに1年以上にわたって毎週土曜、資本家優遇の体制に抗議する黄色いベスト運動が繰り返されています。
この抗議行動では、これまでに11人以上が死亡、およそ1万4000人の負傷者と逮捕者が出ています。
この抗議行動は当初、特に燃料税に関するマクロン大統領の政策への抗議として始まりましたが、次第に政治色を帯びてきました。
運動の参加者は、マクロン大統領の政策が市民を圧迫していると主張し、同大統領の辞任を求めています。
フランスの世論調査会社オドクサが同国のラジオおよびル・フィガロ紙向けに行った調査によれば、国民全体の4分の3が、マクロン大統領の行動に不満を覚えていることをわかっています。
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