1月 18, 2020 21:39 Asia/Tokyo
  • 米はイラクからの屈辱的な撤退の入り口にいる
    米はイラクからの屈辱的な撤退の入り口にいる

米CNNが、米軍は日々、イラク撤退への圧力が高まっているとして、「これは数十億ドルの経費を水泡に帰す、長きに渡る米軍の任務の屈辱的な終焉だ」と報じました。

CNNは18日土曜、米トランプ大統領が西アジアでの終わりなき戦争の終結と言う空約束をしていたことを指摘し、「米軍のやむなきイラク撤退は、イラクでの米軍の長期にわたる任務が屈辱的に終わることを意味する。しかも、この駐留の中で米国民の税金数十億ドルが浪費され、多数の米兵の命が奪われた」と報じました。

この報道ではさらに、「イラク議会はイラン政府と強い関係を有している。イラクからの米軍撤収・追放に向けたプロセスを開始した。これは、イランのソレイマーニー司令官暗殺への強い反発以外の何ものでもない」としました。

さらに、「現在、イラク国内のイラク・米国による合同軍事作戦の全てが中止されている。イラクのアブドルマハディ暫定首相は、イラク支援の唯一の策は米軍の撤退だと強調している」としました。

CNNはまた、「米国とは逆に、イランはイラクに対してしっかりした恒常的な戦略を有している。ソレイマーニー司令官の暗殺は、イランの長期的な目標、つまり“米軍の地域からの撤退”に有利に働く事になるだろう」と続けました。

米軍は今月3日、イラク・バグダッド空港付近で、テロとの戦いで名をはせたイランイスラム革命防衛隊ゴッツ部隊のソレイマーニー司令官およびイラク民兵組織ハシャドアルシャビのアルムハンディス司令官とその同行者ら8名を無人機による空爆で暗殺しました。

ソレイマーニー司令官は、イラク政府の正式な招きで同国を訪問中でした。

この米国による国家テロを受け、イラク議会はテロ組織ISISとの戦いを大義名分に掲げた米主導国際有志連合軍をイラクから撤退させる決議を採択しました。

 

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