米国防総省が、米兵の死傷者数をめぐり苦しい説明
1月 18, 2020 22:03 Asia/Tokyo
イランによるイラク・アサド米軍基地へのミサイル攻撃をめぐり、米兵の負傷者数について一部情報が公開されたことを受け、米国防総省は、この攻撃による人的・物的被害状況は最近になって判明した、と苦しい説明を行ないました。
カタールの衛星テレビ局アル・ジャジーラによりますと、米国防総省のホフマン報道官は、「ミサイル攻撃の1週間後になってペンタゴン(米国防総省)は兵士の負傷に関する情報を入手した」と表明しました。
また、イラクにある2か所の米軍基地がミサイル攻撃を受けたことについて、人的・物的被害を隠蔽する意図はなかったとする一方で16日木曜、米国内の軍事司令官らが、「イランによる攻撃で負傷した11人の米兵が治療のためにイラクから搬送された」とする情報を入手、 エスパー国防長官はその数時間後にそれを発表した、と説明しました。
今月8日、イランイスラム革命防衛隊は、ソレイマーニー司令官とその同行者をバグダッド空港で暗殺するという米軍の犯罪行為への報復で、イラク西部アンバール州にあるアサド・アメリカ軍基地及び北部アルビール州アメリカ軍駐屯地に向け13発のミサイルで攻撃しました。
様々な報告から、イランの報復攻撃結果、多くの米兵が死亡あるいは負傷し、十分な治療設備がなかったために、負傷者はバグダッドにある米軍病院にヘリコプターで搬送、その後ドイツ及びクウェートへ搬送されたことが判明しています。
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