中国、新型肺炎感染拡大による株価下落で市場介入
2月 04, 2020 16:37 Asia/Tokyo
中国の中央銀行である中国人民銀行が、新型コロナウイルスの感染拡大の影響による株価下落を防ぐため、同国の株式市場に1740億ドルの資金を投入したことを明らかにしました。
イルナー通信によりますと、中国人民銀行は3日月曜、声明を発表し、中国南部や東部の都市で株式市場が再開されたことを受け、投資家の不安要素を取り除く目的で、資金投入が行われたことを明らかにしました。
声明の中では、この資金投入は、株価安定と投資家の中国市場への不安軽減に向けた措置とされています。
中国証券監督管理委員会も、声明において、投資家は短期的にウイルス流行のマイナス影響を受けるものの、状況は徐々に改善されるだろうとしました。
新型コロナウイルスは、昨年末に湖北省武漢市の海産物市場で初めて検出され、これまでに数百人が死亡したほか、多数の人々が感染しています。
ウイルス感染拡大はまた、中国経済にもマイナスの影響を与えています。
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