米国務長官が、イラン国会選挙を前にあらゆる騒乱への支持を表明
2月 16, 2020 20:18 Asia/Tokyo
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ポンペオ長官
アメリカのポンペオ国務長官が、イラン国会議員選挙前のあらゆる騒乱や暴動を支持するという挑発的な発言を行いました。
イランでの国会議員選挙を間近に控え、ポンペオ長官はサウジアラビアの新聞シャルゴルオウサトのインタビューにおいて、イラン国民に対するアメリカの偽りにあふれた支持表明を繰り返すとともに、「自分はイラン国民とともにある」と主張しました。
また、「アメリカはこれまでどおり、イランの外交面での孤立を狙った最大限の圧力行使、イラン政府の対応を変えさせるための軍事的けん制や経済的圧力に主眼を置く意向だ」と述べました。
アメリカは、最大限の圧力行使という圧政的な政策を行使する中、イラン国民に対する特殊医薬品や基本的必需物資の輸出輸出をも制限しています。
ポンペオ長官はさらに、アメリカの一方的かつ違法な核合意離脱には言及せず、イランとの「包括的な」新合意締結に向けた協議という、強硬な要求を突きつけています。
イランは、アメリカの核合意復帰への必要性を繰り返し強調するとともに、制裁や圧力を行使された状態での協議や合意には決して応じない、と強調しています。
アメリカの新聞ニューヨークタイムズは先日、CIAのある報告の引用として、「CIAはイランに対する制裁や圧力行使という政策が既に失敗しており、こうしたやり方でイランをアメリカとの協議のテーブルに近よらせる事はできなかった、という結論に至っている」と報じました。
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