米国防総省が、米空母の削減を要請
4月 22, 2020 20:00 Asia/Tokyo
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米国防総省が、米空母の削減を要請
アメリカ国防総省が、同国海軍内の再編計画の一環として、空母の削減を要請しました。
米軍事専門サイト「ディフェンスニュース」によりますと、米国防総省は同国海軍に対し、現在保有する原子力空母11隻のうち2隻を削減し、その余剰費用でフリゲート艦あるいは護衛艦、軽量級の艦船を購入するよう求めました。
米国防総省は、新たに購入を検討しているこれらの艦船のほうが、作戦上の危険が少ないと考えています。
なお、米空母の削減には、同国議会の承認と可決が必要です。
エスパー米国防長官は先ごろ、「空母の能力は重要ではあるが、海軍の長期的な目標にとって12隻の艦船の保有は多すぎる」と発言していました。
エスパー長官は今年2月、「空母は重要であり、米国の名声や力の顕示以外にも重要な抑止力の働きをしている。だが、米海軍艦隊は、遠隔または自動操作技術を使用する以上に高額な戦艦を小型の戦艦にとって代えるべきだ」と述べています。
米ワシントン戦略予算評価センターは今年1月、軽量級艦船あるいはDDCsの方が、中国への対抗に当たって米海軍のより大きな助けとなり得るとし、無人艦艇よりも危険が少ないとする報告を出しています。
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