金正恩委員長の重体説が流れる中、第二の書簡が公表
4月 27, 2020 20:28 Asia/Tokyo
重体説が囁かれている北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長のメッセージの入った書簡が先日公表されたのに続き、同党の日刊機関紙・労働新聞は27日月曜、キム委員長が第二の書簡において、同国東部の海沿いの街ウォンサン(元山)で働く人々へ感謝を示したと報じました。
キム委員長は2018年5月、ウォンサンの観光地にあるリゾート施設建設地をくまなく視察し、海辺に国民が利用できる世界レベルの遊興施設「社会主義のユートピア」の建設を求めていました。
キム委員長がこの2週間、公の場に姿を現していないことから、その健康状態について憶測が飛び交い、死亡説が出るまでになっていました。労働新聞は今回、この建設地で働く人々に感謝を示したキム委員長の第二の書簡を公表し、噂を一蹴した形になっています。
さらに、キム委員長のフェイスブックでは27日、同委員長が生存しており死亡説に根拠がないことを示すため、騎乗する姿を写した画像が説明文なしで掲載されました。
これらの情報の公開は、キム委員長の健康状態に関し様々な噂が流れる中で行われています。西側報道各社やソーシャルメディアではこの数日、同委員長の「心臓手術」や「脳死」にまで噂が拡大していましたが、北朝鮮の公営報道機関はこれらの報を一切認めていません。
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