米民主党サンダース議員、「ヨルダン川西岸占領計画は停止されるべき」
6月 07, 2020 13:41 Asia/Tokyo
米野党民主党のバーニー・サンダース上院議員が、パレスチナ・ヨルダン川西岸の30%の占領計画の中止の必要性を強調し、シオニスト政権イスラエルの占領の終結を求めました。
ファールス通信によりますと、サンダース議員は6日土曜、ビデオメッセージにおいて、「ヨルダン川西岸占領計画に反対する、占領地イスラエル領内のテルアビブ住民による数千人規模の抗議デモは効果的で、希望の持てるものだ」と述べています。
また、「ヨルダン川西岸のいずれの地域であれ占領計画は中止されるべきであり、占領は終結されなければならない」と語りました。
6日土曜午後から7日日曜未明にかけて、テルアビブの住民数千人が、ヨルダン川西岸の一部の占領というネタニヤフ・イスラエル首相の計画に抗議し、市中に繰り出しました。
ネタニヤフ首相は最近、「ヨルダン川西岸の一部をイスラエルに併合する計画は、今後数ヶ月以内に実行される」と述べています。
この問題は、トランプ米大統領が今年1月28日に公開した、人種差別的・一方的なパレスチナ問題解決策としての、いわゆる「世紀の取引」の骨子の1つとなっています。
アメリカ政府提唱のこの計画は、パレスチナ人の権利剥奪を狙いとしており、サウジアラビアを含む一部のアラブ諸国の協力・同意により作成されました。
しかし、特にイスラム教徒をはじめとする世界の宗教界、政界の要人などは、この計画を非難しています。
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