米国防総省が譲歩 軍基地で南部連合旗を使用禁止に
7月 18, 2020 15:07 Asia/Tokyo
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米国防総省
米国防総省が人種主義への抗議に譲歩する形で、米軍基地内で南北戦争時代の南部連合旗の掲揚を禁じる指示を出しました。
米政治専門紙ザ・ヒルのウェブサイトが17日金曜、伝えたところによりますと、エスパー米国防長官は国防総省の新たな方針を説明した覚書を発表し、その中で「我々が掲げる旗は、秩序と全ての人々に対する尊敬に沿ったものであるべきで、分断の象徴は避けなければならない」としました。
今年5月にアメリカで起きた白人警官による黒人男性ジョージ・フロイドさん殺害事件を受けて、米国の奴隷制時代を連想させる南部連合旗は、人種主義の象徴として排除する動きが起こっていました。
米海兵隊による南部連合旗の掲揚禁止は、一連の抗議行動に対する措置と見られています。
米軍はまた、韓国や日本においても南部連合旗掲揚禁止を宣言しました。
南部連合旗は、常に米国史の暗黒時代を想起させ、白人が他より勝るという信念の象徴として、同国の人種主義グループの集会では今も使用されています。
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