ロシア外相、「米国はイランに対する国連制裁復活を求めることはできない」
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ロシアのラブロフ外相は、「米国は、国連安保理決議2231の紛争解決メカニズムを適用してイランに対する国連制裁を再発動することはできない」と強調しました。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
8月 24, 2020 16:54 Asia/Tokyo
  • ラブロフ外相
    ラブロフ外相

ロシアのラブロフ外相は、「米国は、国連安保理決議2231の紛争解決メカニズムを適用してイランに対する国連制裁を再発動することはできない」と強調しました。

イルナー通信によりますと、ラブロフ外相は、「米国は、自身が違反を犯した国連安保理決議2231号を違法に利用しようとしている。その取り組みが成果をもたらすことはないだろう」と述べました。

また、「米国のイラン核合意からの離脱は、国連安全保障理事会内に危機を生んだが、我々はこの危機を無事乗り越えるだろう」と語りました。

イランへの武器禁輸制裁延長を目指した米当局の思惑は、すでに安保理で失敗しており結果を出せませんでした。

ポンペオ米国務長官は20日、イランが核合意に違反していると非難し、国連安保理議長に正式にイランに対し、国連による制裁の再発動を求める決議案を提出しました。

イラン核合意と国連安保理決議2231によって解除された、対イラン国連制裁について、米国は20日木曜にその再発動の要請を国連安保理に提出しました。しかし翌21日、4か国の常任理事国と9か国の非常任理事国、あわせて13カ国の理事国が、米国の要請には法的根拠が全くないとしてきっぱりと反対を表明しました。

 

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