米大統領、「人種差別運動の抗議者は暴徒」
8月 29, 2020 18:44 Asia/Tokyo
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ホワイトハウス前で抗議する人々
トランプ米大統領が演説の中で、人種差別に抗議する数千人の人々を暴徒だとしました。
ロイター通信によりますと、トランプ大統領は28日金曜にホワイトハウスで行った演説の中で、ワシントン市内でアメリカでの構造的人種差別や警察の暴力に抗議する人々を、「暴徒」だとしています。
今回の抗議行動は、アフリカ系アメリカ人解放運動の指導者マーティン・ルーサー・キング牧師が有名な演説「私には夢がある」を行ってから57周年となるのにあわせて開催されました。
全米各地では今年5月末頃から、同国警察による人種差別に抗議する市民のデモが展開されています。
米ミネソタ州ミネアポリスで5月25日、黒人男性ジョージ・フロイドさんが白人警官に首を圧迫されて殺害されるという痛ましい事件が発生しました。
この事件の後も、同国各地では警官による人種差別的事件が後を絶たず、市民の怒りの行動が続いています。アメリカの警察と治安部隊はトランプ米大統領の命令により、抗議する市民の強制排除に乗り出しています。
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