米大統領、「反体制派の武装化によるシリア政権の交代計画は無効化」
4月 21, 2016 18:18 Asia/Tokyo
アメリカのオバマ大統領が、政権交代を巡るシリアなど各国の反体制派の武装化という計画は効果がないとし、シリアの外交的な解決を求めました。
オバマ大統領は、アメリカのPBSテレビのインタビューで、アメリカの軍隊がシリアに派遣されなかったことを批判した人々への反応として、「我々は、イラクやアフガニスタンの戦争から教訓を得ている。シリアでの新たな戦争に入ることは、アメリカを大きな過ちへと陥れる聡明さに欠けている措置であろう」としました。
オバマ大統領はまた、過去の経験は、シリアの団結していない反体制派への大規模な武器の移送が、同国のアサド政権の転覆につながらないことを示している」と述べました。
なお、「過去には、アメリカによるある政権の反対派の武装化とその政権の打倒が、有能な政権の誕生につながったことを示す事例は見られない」としました。
さらに、「イランは、地域の大国であることに注目し、イランとサウジアラビアの間での代理戦争は、いずれの地域諸国のいずれの利益とはならない」と語りました。
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