米の人種差別撤廃運動、人々が警察の暴力から逃れるため教会に避難
9月 28, 2020 17:38 Asia/Tokyo
人種差別と警察による暴力の撤廃を訴える抗議デモに参加した人々が、警察の暴力から逃れるために教会に避難しました。
米CNNによりますと、抗議者らは警察の暴力や逮捕から逃れるために教会前に集まり、教会の責任者らも、避難する人々が敷地内に立ち入ったり、留まったりすることを許可しています。
警察の粗暴な人種差別、ケンタッキー州裁判所での不公正な判断、警官らによる黒人への差別的対応の撤廃を訴える米市民の抗議行動の波は、シアトル、ポートランド、ルイビルなどの各地で続いており、治安部隊は26日土曜夜、デモ参加者数十人を逮捕しました。
抗議者らは、黒人女性ブレオナ・テイラーさん銃殺事件に関わった白人警官3人について、ケンタッキー州裁判所は第一級殺人で起訴すべきとしています。
同裁判所は今月23日、この殺人事件発生から100日以上を経て、テイラーさんを撃った警官らを不起訴としました。
米国では、今年5月25日に米ミネソタ州ミネアポリスで黒人男性ジョージ・フロイドさんが白人警官に不当に殺害された事件をきっかけに、人種差別や警察の暴力に抗議するデモが各地で急速に拡大しました。
しかしアメリカの警察と治安部隊は、「法と秩序」を掲げるトランプ大統領の命令により、平和的に抗議する市民の強制排除に乗り出しています。
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