米ルイジアナ州 6週間で2度のハリケーン 広範な被害に住民は疲弊
10月 12, 2020 15:48 Asia/Tokyo
米南部ルイジアナ州レイクチャールズが、6週間で2度ハリケーンに見舞われました。
AFP通信が11日日曜報じたところによりますと、被害は広範囲に及びますが、住民はどちらのハリケーンによる被害かさえも分からないとしています。
米最貧州の一つに数えられるルイジアナ州は最近、これ以上ないほどの被害を受けています。特に石油精製都市のレイクチャールズには、8月後半にハリケーン「ローラ」が、今月9日にはハリケーン「デルタ」が直撃しました。
今年に入って米本土に上陸した名前付きのハリケーンまたは熱帯低気圧はデルタで10個目となり、1年間で上陸した数としては史上最多を記録しました。うち過半数の6個が、ルイジアナ州に何らかの形で影響を及ぼしています。
デルタによる被害は壊滅的ではなかったものの、主に屋根が損傷し、一部の住宅は浸水しました。被災地域の住民らは、嵐への備えや避難、停電に疲れ果てています。
住民のブライアン・ムーアさん(49)はため息交じりに、「私はレイクチャールズで生まれ育ったが、こんな災害は経験したことがない。2か月で2度のハリケーンだ」と話しています。ムーアさんの自宅は、ハリケーンのローラによって「完全に破壊され」、デルタの上陸時には新居に引っ越したばかりでした。
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