国連事務総長が、米国の反イラン主張に同調
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グテーレス国連事務総長は、米国ホワイトハウスによる一方的な政策に同調し、核合意からの同国の一方的な離脱には触れることなく、イランに対し核合意責務への完全復帰を求めました。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
12月 09, 2020 18:01 Asia/Tokyo
  • グテーレス国連事務総長
    グテーレス国連事務総長

グテーレス国連事務総長は、米国ホワイトハウスによる一方的な政策に同調し、核合意からの同国の一方的な離脱には触れることなく、イランに対し核合意責務への完全復帰を求めました。

AP通信によりますと、グテーレス事務総長は国連安全保障理事会への報告の中で、米トランプ政権の核合意からの一方的離脱とイランに対する制裁の再発動に対し遺憾の意を表明し、イランに対し核合意内の責務の完全履行への復帰を求めました。

また、自身の報告書の中で、米国当局者による誤った主張を繰り返し、さらにイランに対し、同国の核およびミサイル計画をめぐって提起されている懸念を解消するよう求めました。

さらに、イラン国民に対する米国の経済戦争(経済テロ)を批判し、「イランとの通商及び経済関係を支援するための実戦的イニシアチブ」の重要性を強調しました。

イランは常に、米国が核合意に復帰し、この国際協定の他の当事国がその義務を履行した場合、核合意の責務削減のために講じたイランの措置が直ちに取り消され、以前の状態に戻されるだろう、と表明しています。

2018年、トランプ大統領は一方的に核合意を離脱し、イランに対して厳しい制裁を課しました。

イランは、米国のこの措置と、英国、ドイツ、フランスで構成される欧州トロイカが核合意に規定された責務の履行を手控えたことへの対抗として、その核合意における責務履行を削減しています。

 

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