FAOが警告、「500万人のイエメン市民が、飢餓の一歩手前」
12月 15, 2020 15:47 Asia/Tokyo
FAO国連食糧農業機関は、来年には少なくとも500万人のイエメン市民が飢餓の一歩手前に達する、と警告しています。
中国新華社通信によりますと、FAO国連食糧農業機関は声明の中で、来年にはイエメンの人口の半分以上が、さらなる飢餓と空腹に直面する可能性がある、と警告しました。
FAOはこの声明の中で、イエメンの救済には国際社会の即時の支援が必要であると強調しました。
国連安全保障理事会も声明の中で、イエメンでの軍事的緊張と食糧不安の高まりへの懸念を表明しました。
この声明では、1350万人のイエメン市民が極度の飢餓と深刻な食糧不安の危険にさらされ、この数字は来年6月までには1600万人を超える可能性がある、としています。
これに先立ち国連のグテーレス事務総長も先月、イエメンがここ数十年間に世界史上最悪の飢餓危機に直面していると警告しました。
サウジアラビアは、米国、アラブ首長国連邦、その他数か国の支援を受けて、2015年3月からイエメンに侵攻し、同国を陸、海、空の三方から封鎖しています。これまでに、サウジアラビアの攻撃により1万6,000人以上のイエメン市民が死亡し、数万人が負傷し、また数百万人が難民となっています。
サウジアラビア侵略軍はまた、貧国イエメンを深刻な食糧及び医薬品の不足に陥れています。
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