英EU離脱後についての合意文書草案の全文が公開
12月 27, 2020 16:02 Asia/Tokyo
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英EU離脱(ブレクジット)
英国とEU欧州連合は、英EU離脱(ブレクジット)後の合意文書草案の全文を公開しました。
イルナー通信によりますと、英国とEUは26日土曜、来年2021年の初めから両者間の通商関係を監督する合意文書草案の全文を公開しました。
1,246ページからなるこの文書には、核エネルギー協力、分類別の機密情報の交換、および双方による一連の発表文書に係わる双方間の合意なども含まれています。
この合意に基づき、英国は今月31日の午後11時から、EU関税同盟と統一市場から離れるものの、双方間の輸出入はこれまで通り無関税で継続されます。
また、双方の間のあらゆる投資と貿易協力は、市場及び英国と欧州の労働力の平等性を順守する必要があることを規定しています。こうした相違点はあるものの、英国は今後EU法を遵守する必要がなくなります。
英国は今後、EU法および欧州司法裁判所の判決を遵守する必要がなくなり、対立が発生した場合にも、欧州司法裁判所はその解決のための権威機関ではなくなります。
英国政府はまた、ヨーロッパ市民へのビザを発行を自ら決定できることになります。
同時に、英国議会は来る30日水曜に、合意に達した事項について採決を行います。
英国労働党のキア・スターマー党首は、英国とEUとの合意に反発し、「これは政府が約束していた合意ではない」と強調しました。
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