米国防長官が、イラク・アフガン駐留米軍削減を再検討
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オースティン米国防長官
オースティン米国防長官が、アフガニスタンとイラクに駐留する米軍兵士の数を再び見直そうとしています。
ジョン・カービー米国防総省報道官はこの問題について、アメリカの新聞ウォールストリート・ジャーナルとのインタビューで、「イラクとアフガニスタンの米軍兵士の数に関する決定は、これら両国の政府と協議した上で下される」と語りました。
米国国防総省は今月15日、駐イラク米軍の数が2,500人に、また駐アフガン米軍の数が2,500人に減ったことを明らかにしました。
その間、イラクの国民の多くや団体はイラクからのアメリカのテロリスト軍の撤退を求め、イラク議会も米軍追放決議案を可決しました。
イラク議会のメンバーらは、同国バグダッド空港付近でのイランイスラム革命防衛隊ゴッツ部隊の故ソレイマーニー司令官、およびイラク民兵組織ハシャドアルシャビのアブーマハディ・アルモハンディス副司令官の暗殺という臆病な行動を受け、昨年1月5日にイラクからの米軍追放案を可決しています。
ソレイマーニー司令官は、イラク政府の招聘により同国を訪問していました。
アメリカのこのテロ行為は、世界の多くの国や機関、団体組織から非難されています。
アフガンの政府と国民も、これまでに何度も同国からのアメリカ主導多国籍軍の撤収を求めてきました。
米国とその同盟国は、2001年にアフガニスタンでのテロとの戦いと治安確保という名目でアフガニスタンに侵攻しましたが、それ以来、アフガンでの情勢不安、テロ、麻薬生産は大幅に増加しています。
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