米テキサス州民880万人の水道サービスが、寒波による停電でトラブル
(last modified Mon, 22 Feb 2021 11:08:56 GMT )
2月 22, 2021 20:08 Asia/Tokyo

 米南部テキサス州で、寒波による停電の影響で公共の水道システムに支障が生じ、住民の約3分の1が依然として水道サービスを受けられない状態に陥っています。

CNNが、テキサス州当局の話として報じたところによりますと、1200を超える水道システムで不具合が報告されており、多くが水道水の煮沸勧告を受けています。

現地時間の21日日曜午後7時の時点で、影響を受けている住民は同州の総人口2900万人の約3分の1に当たる880万人超とされ、多くの人々が依然として清潔な水が利用できず、配管の破裂などで損傷した屋内にとどまっています。

水道サービスの不具合は、大規模な停電による影響の氷山の一角に過ぎず、市民は凍えるような寒さの家屋や車内での睡眠を迫られるとともに、病気の治療を断念したり、トイレを流すのに溶けた雪を使うという事態に追い込まれています。

テキサス州では寒波の襲来で数十人が死亡、数百万人が停電に見舞われています。

同州民の1人はCNNの番組で、「ガソリンと食料品を調達し、水道管が破裂しないようにと奮闘しているところに、電力会社からの7000ドルの請求書についてまで考えないといけないとは」と語りました。

 

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