米政府がカショギ氏暗殺報告書を公表;「殺害はサウジ皇太子の命令」
2月 27, 2021 17:39 Asia/Tokyo
米政府は26日金曜、サウジの反体制派ジャーナリスト・カショギ氏の暗殺に関する報告書を公表しました。
イルナー通信によりますと、米国家情報長官室から発表された報告書は、カショギ氏の暗殺がサウジのムハンマド皇太子の直接命令により実行されたとしています。
この報告書によれば、ムハンマド皇太子はカショギ氏を自国にとっての脅威と見なし、暴力的な方法を用いて同氏を沈黙させることに同意していました。
またムハンマド皇太子は、トルコ・イスタンブールでカショギ氏を「拉致」または「殺害」することに賛成していたということです。
米政府はこの報告書の公表後、サウジ関係者76人へのビザ発給を制限すると発表しました。
カショギ氏は2018年10月2日、在イスタンブール・サウジ総領事館において、サウジ政府から派遣された要員の手により、残虐な方法で殺害されました。
同氏はサウジ政権の訴追・逮捕対象者リストに名が挙げられており、拘束の恐れからサウジ国外で生活していました。
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